信濃毎日新聞発行のMGプレスに、キッズゲルニカプロジェクトのワークショップについて掲載されました。平和への願いを込めた巨大な絵について特集され「力強い木や優しい色合いの花が咲く木、未来都市のような木で埋め尽くされ一つの作品に」とコメントされました。
2022年5月20日(金)MGプレスより抜粋
平和願い巨大な絵 キッズゲルニカプロジェクト
平和への願いを込めた巨大な絵を描く「キッズゲルニカプロジェクト」のワークショップが、松本市田川公民館で15日まで4日間の日程で行われた。小学2年生から中学3年生まで約30人が参加し、それぞれが独自の色使いで「平和の樹」などを描いた。
キッズゲルニカは、ピカソの作品「ゲルニカ」と同じサイズ(3.5㍍✕7.8㍍)のキャンバスに、子どもたちが平和の絵を描く国際的なアートプロジェクト。松本市内外の元教員らでつくり、創造を通して真に楽しい学びの時間を提供しようと活動する「hontoのmanabi(ホントのマナビ)」が、ロシアによるウクライナ侵攻などを機に企画した。
初日の3日は、それぞれが粘土で「平和の種」を作って紙の上に置き、そこから墨で各自の「平和の樹」の下絵を描いた。その後、赤、黃、青の三原色と、白の絵の具を自由に混ぜ合わせて「平和の色」を生み出し、思い思いに枝や花などを延ばしていった。
大きな紙は、力強い木や優しい色合いの花が咲く木、未来都市のような木で埋め尽くされ、一つの作品に仕上がった。3日間参加した須藤爽人さん(11、茅野市)は「悲しい思いをしている人が幸せになってほしいと願い、爽やかな色や暖かい色合いで描いた」。
代表の小澤和子さん(松本市)は「初めての試みでドキドキだったが、大人とは違う発想で夢中になって取り組んでくれた。今後もいろいろな手法で、多様性の大切さなどを伝えていきたい」と話した。